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【知っ得】中国産食品は本当に猛毒?国産より安全? [健康]

その要因はいうまでもなく、期限切れの鶏肉を出荷していた上海の食材卸会社と取引があったことを受け、日本マクドナルドが170億円の赤字に転落。

一般的に日本では、「中国産食材=汚染・危険」と思われている。
しかし意外なことに専門家のなかでは「国産より中国産が安全」との声も。

いったいどういうことか。少し調べてみた。

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まず前提として、中国が食の安全に大きな問題を抱えていることは間違いない。
粉ミルクにメラミンが混入し乳児が腎臓結石になった事件以来、北京や上海などの都市部では中国産の乳製品をいっさい信用しない消費者が激増しました。それ以外でも春雨に漂白剤を使ったり、酒にメチルアルコールを入れたり、下水道の汚水から食用油をつくったり、冷凍餃子に劇薬が混入していたりと、違法行為は後を絶たない。
また長江以南の農地は工場排水などによる重金属類の汚染が深刻で、基準値を上回るカドミウムが含まれた汚染米が大きな社会問題となった。

それではなぜ、中国産の食材が安全なのだろうか。




単純だが、日本の消費者が不安を抱けば抱くほど行政の輸入食品への規制が厳しくなり、
食材の輸入・販売業者が安全確保に躍起になるからだ。

上のように違法行為が見つかりながらも、
それにもかかわらず中国からの輸入食材に頼らざるを得ないとしたら、
二度と同じような事故を起こさないよう衛生管理を徹底するしかないのだ。

中国産だけでなく、海外の食品を日本へ輸出するには、日本の食品衛生法に適合していなければならない。
厚生労働省は食品の輸入時にモニタリング検査を実施。
不合格の食品は回収・廃棄・積み戻しされるか、食用以外の用途に転用されることになっている。

食の安全・安心財団(東京都港区)理事長で倉敷芸術科学大学の唐木英明学長は
「中国国内の食品がどれぐらい危険かは不明だが、日本への輸出用に管理された食品は日本企業の厳しい監督の下に安全が守られている。『毒食品』を日本が輸入する可能性はほとんどない」と指摘する。

実は、冷凍餃子事件の起きた2008年1月までの1年間で、
日本では1292件の食中毒事件が起きてるが、このうち中国産食品が原因のものは冷凍餃子による3件のみ。
他はすべて日本国内に原因があったという。

厚労省の「輸入食品監視統計」を見ても、中国産は輸入量(検査数量)が多いので違反数量はトップですが、違反割合は0.22%で平均を下回り、アメリカからの輸入食材(0.81%)の約4分の1(平成24年度)。
また厚労省が国産品と輸入品の残留農薬を検査したところ、国産品(0.34%)の方が輸入品(0.21%)より基準値を超える農薬が検出される割合が高かったというデータもある(2003年)。
これによれば、中国産の食材の方が国産やアメリカ産の食材よりも安全ということになる。

農業の専門家のあいだでは、
乾燥した気候で冬が寒い山東省は無農薬・減農薬の野菜を栽培する適地で、
手間のかかる農法は労働力が豊富で労賃の安い中国でなければ成り立たないというのが常識だ。
それに対して国内の都市部の菜園などは、無農薬栽培をしても土壌自体が汚染されている可能性があり、輸入食材とちがって残留農薬の検査もないため「かえって危険」なのだ。




もっとも、こうした事実をいくら列挙しても、「中国産=危険」「国産=安全」というステレオタイプが覆ることは、今のところ難しい。
だとしたら我々消費者も賢くなって、
偏見のお陰で安く売られている「安全な」中国産食材を使って美味しい食事を楽しめばいいのかもしれない。

唐木学長は「冷凍ギョーザ事件は犯罪によるもの。食品に毒物や異物を混入する犯罪は日本や他の国でも起こっており、中国産の安全性の問題ではない。犯罪や個人輸入を除けば、中国産による健康被害は報告されておらず、公表されたデータを見る限りでは中国産だけが飛び抜けて危険とはいえない。過剰な心配は不要だ」と述べる。
参照元


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