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羽生選手の流血事故に見る過去のフィギュア界過去のアクシデント [国内 スポーツ]

中国・上海で行われたフィギュアスケートGP第3戦「中国杯」で、
羽生結弦が中国人選手と公式練習で接触し首あたりから出血、しばらく立ち上がれなかったことから脳震盪だったのではないかと言われています。
羽生君何度も転倒しながら滑りきりました。 試合前オーサー・コーチは、「大事なのは健康。自分を大切にしろ」と棄権を促しましたが、
選手はコーチの言葉に大粒の涙を流し、涙をぬぐいながらリンクに立ち、自分の意志で4分30秒を滑りきりました。

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本番では冒頭の4回転ジャンプは転倒。その後も4度、計5度転倒しましたが、
演技後は万感の表情で天を見上げたそうです。

しかし自身の得点だけを確認すると、最終演技者コフトゥンの結果を待たず、
テレビカメラに「映さないで」と恥ずかしそうな笑顔でストレッチャーに乗り込み病院へ向かったそうです。
これについてネット上では、棄権ができない風潮があるのではないかと
物議を呼んでいますが、

実はリンク上のアクシデント、過去にもたくさんあります……





[病院]練習中の激突 
08年全日本選手権の女子フリーの6分間練習で、安藤美姫と、村主章枝が衝突。
両者とも大きく転倒。
しかし二人とも意地を見せ、村主はSP5位から逆転で2位、安藤も3位を死守し、世界選手権代表入りを決めました。

後はこんなアクシデントも……
[かわいい]ズボンのチャックが全開 
09年中国杯男子フリーで、織田信成が「チャップリンメドレー」を演技中、ズボンのチャックが全開に。“チャックリン”の異名がついたそうです。なんか、明るいw 

[足]靴ひもが切れる 
10年バンクーバー五輪男子フリーで、演技中に織田信成の靴ひもが切れ演技を中断。
SP4位からメダルを狙っていたが、7位となり、「ショックが大きくて言葉にならない」と涙したそうです。

[雷]スケート靴のボルトが外れる
11年世界選手権男子フリーで連覇を狙った高橋大輔がジャンプ後、スケート靴のボルトが外れ演技を中断。
5位に終わったそうです。



リンクには時に天使が、時に悪魔が棲んでいるのかもしれませんね……。
それにしても今回は悪くすれば命に関わるものだったのではないでしょうか。
事故の後にも全力を出し切った羽生選手に場内は感動に包まれていまたが、
処置が遅れたことで後遺症が残らないか心配……。

ちなみに不幸中の幸いですが、
衝突した閻涵選手の状態について中国選手団長は「深刻な状態ではない」と発表。
顎を強打し、試合会場で治療後、宿舎で休んだそうです。
閻涵はショートプログラム(SP)で3位でしたが、アクシデントの影響でフリーは7位、総合6位。

今はなによりもまず、彼のいち早い回復と、
今回を踏まえて選手の棄権もより受け入れられやすくなればと思います。
羽生選手は明日帰国しますが、どうか静かに帰国できますように。


羽生選手は、演技終了後の処置であごを7針、右側頭部を3針縫ったそうです。
9日に帰国して精密検査を受ける予定。
次の出場予定は大阪で行われる28日開幕のNHK杯で、出場には意欲的だそうです。

大事ないといいですね…


そして10日午後3時頃には、
都内の病院で精密検査を受けた結果、頭部挫創、下顎挫創、腹部挫傷、左大腿挫傷、右足関節捻挫と診断されたそうです。
全治2~3週間で、羽生選手は「皆様にはご心配とご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいですが、まずは、ゆっくり休み治療したいと思います。今後のスケジュールについては、ケガの回復具合をみながら検討したいと思います」とのこと。

本人にとっては尚更厳しい時期かと思います、
いち早い回復を願うのみです。



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